年間の行事

個人レッスン(月3回)

レッスンは1ヵ月に3回の個人レッスンと1回のグループレッスンを行ないます。個人レッスンの時間は原則30分ですが、必要に応じてレッスン時間が少し変わることがあります。

牧野ヴァイオリン教室への入会が決まって最初のレッスンを始めるまでに、同じくらいの年齢の生徒さんのレッスンを見学する期間があります。しばらくしてごあいさつやリズムについてのお稽古が始まります。そしてやっとヴァイオリンの構え方や弓の持ち方の練習が始まります。このときはお母さんも一緒にお子さんの楽器で体験をしていただきます。なぜならお母さんがお家での先生になるからです。レッスンを始めたころのご家庭での練習、これがこの時期お子さんにとってとても大切なことです。お母さんも一緒にお子さんと楽しくチャレンジしてください。

「お稽古しなくて良い日は、朝から何も食べない日」
(鈴木鎮一先生語録より)

合奏レッスン(月1回)

合奏レッスンは毎月一回、ホールを借りて全生徒が集まって行なわれるグループレッスンです。レッスンを始めて間もないお子さんから上級生、大人の生徒さんまで一緒に習った曲を弾くなかで、美しい音の出し方やテクニックなどを教えあいます。毎回の先生のアイディアで、生徒は緊張の中にも飽きないように遊び心も入れて、全員に伝えたいことを練習するのが狙いです。生徒はあのお兄さん、お姉さんたちのように弾きたい、早くあの曲を弾きたいと意欲が湧いてきます。レッスンを始めて間もないお子さんは、自分の弾ける曲が終わると自分の今習っている巻数が終わるまでステージ上で座って聴きます。

合奏レッスンを一度ご覧になると、教室の雰囲気がよくお分かりになります。是非見学にいらして下さい。


発表会(年1回)

牧野ヴァイオリン教室の一年間で最も大きなイベントは、毎年7月から8月中に行なわれる発表会です。発表会は一年間の練習の成果を披露する場です。指導者にとっては次の一年へのスタートの場です。

発表会子供たち発表演奏の合間には、ホールのロビーで小さな生徒さんたちが上級生にヴァイオリンの調弦をしてもらう光景が見られます。調弦をお願いする生徒さんは上級生の前へ行き「先生、お願いします」ときちんとご挨拶をしてから調弦してもらいます。上級生が小さなお子さんの1/16や1/10の分数サイズの小さなヴァイオリンを抱えて調弦する姿は、とても微笑ましいものです。

発表会の内容は、ヴァイオリンを習い始めたばかりの小さなお子さんによる「ごあいさつとリズム」から中級までのグループ演奏、1人で曲を披露する独奏、弦楽によるアンサンブル、最後に生徒全員による合奏で構成されています。

発表会のフィナーレでは、牧野ヴァイオリン教室の全生徒がステージに上がって合奏をします。この合奏には、かつて牧野ヴァイオリン教室で学んだ生徒さんたちで発表会に駆けつけてくれたOB・OGも演奏に加わり、大変楽しい合奏になります。


ハロウィン(10月)

毎年10月にはハロウィンパーティーを行ないます。このハロウィンパーティーは、以前弾いた曲を復習する機会として大切なイベントです。ハロウィンパーティーにふさわしく賑やかに飾り付けを行ない、生徒さんたちは思い思いに仮装して自分の選んだ曲を演奏します。でも最近は自分の習った教本の曲以外のディズニーや情熱大陸など弾きたい曲を披露することもあり、これも生徒さんたちが自分で選んだ曲をヴァイオリンで演奏し楽しむ能力が育ったということでしょう。

そしてこのハロウィンパーティーでは、子供達は上級生と一緒にお菓子を食べたりビンゴをして楽しみ、親同士も日頃のおけいこの悩みなどを話題にしながら楽しく過ごします。

2019年までは、個人レッスンの曜日別にお教室でハロウィンパーティを実施していました。しかし、2020年のコロナ禍に際し、合奏と同様公会堂にて、牧野ヴァイオリン教室の生徒全員が集まりグループレッスンを行いました。


クリスマス会(12月)

12月はクリスマスコンサートを行ないます。教室所有の特大のクリスマスツリーを会場に運び、みんなでクリスマスの飾り付けをします。準備がととのったら、子供達の元気なジングルベルの演奏がオープニングです。弦楽やグループ演奏などが続き、フィナーレは子供達が親への感謝の気持ちを込めて、ステージを降りて会場内のお母さまたちの席の間を歩きながら演奏します。子供達はこれが大好きです。そして最後に、年齢別のグループごとにクリスマスプレゼントの交換をして、楽しいクリスマス会を終えます。


卒業式(4月)

4月はスズキメソードの才能教育課程の各レベルを見事に演奏し、合格した生徒たちを卒業式でお祝いします。前期初等科から研究科までそれぞれの課題曲を前年の10月にお教室でCDに録音して協会へ提出します。結果は、指導者の先生方の評価と温かいコメント付きで返ってきます。卒業式の檀上では、終了証明書と記念品を先生から手渡され、その後それぞれの卒業課題曲をみんなの前で演奏します。どんどん難しくなってゆく卒業課題曲をコツコツと練習してクリアーしていくのは、生徒たちにとって大きな励みになります。


はれ・ストリングスアンサンブル

弦楽牧野ヴァイオリン教室には、はれ・ストリングスアンサンブルという合奏団があります。団員は一定レベル以上の生徒さんから先生が選抜し、通常のレッスンとは別に練習を積み重ねます。

アンサンブルでは一人ひとりの努力、助け合い、ハーモニーの美しさを学び、弦楽器ならではの調和の楽しさを体験します。

はれ・ストリングスアンサンブルの団員になることは生徒さんの憧れであり、近い将来自分もアンサンブルの一員として選ばれることを夢見て日々のレッスンに励みます。